第三回目レアストーン紹介コーナーになります。
今回の希少宝石としてご紹介いたしますのは、
『タンザナイト』です。
アフリカは東部タンザニアが発見地であるタンザナイトは『タンザニアの石』という意味からきています。このネーミングは産出地に敬意を表し、アメリカのティファニー社がタンザニアの地平線に沈む夕暮れから宝石の色合いと重ねて付けたとされています。鉱物名はゾイサイトとなり発見当時まで採掘されていたゾイサイトとは色が異なり変種と位置づけられています。非常に鮮やかで美しい青色から紫色といった色合いを有する宝石で特徴として多色性を持ち、カット面から見る角度により異なった色濃度を楽しむことのできる宝石でもあり、その綺麗さから世界的に評価が高まりました。
タンザナイトは色の濃淡により価格に開きが出てくる宝石であり、特に美しく濃い青色や紫色のものほど高く評価される傾向にあります。また、タンザナイトの原石は内包物が多く、職人さんが原石から宝石品質をカットする際にどの位カラットを残しカットするかで現れる色合いや濃淡が変わってくるのでカット職人さんの腕の見せ所だそうです。
色の鮮やかさ透明度を高めるために人為的に熱加工処理されたものも市場に多く出回っており、天然無処理の品質は大変稀少になっています。また、宝石の硬さを表すモース硬度は6~7と多少低くサファイアなどに比べキズや欠けが起こりやすいので取り扱いには注意が必要な宝石になります。超音波洗浄は控えた方がよいでしょう。
タンザナイトの産出国は記述した通りタンザニアになり、北部に位置するメレラニ鉱床が唯一の採掘地になります。最近ではタンザニア以外で産出した青みがかったゾイサイトもタンザナイトと呼ばれることもあり意見が分かれるところではあります。
タンザナイトは誕生石に位置づけられた宝石になっていて12月生まれの方のお誕生石になります。そして、結婚記念日で贈り物として年度ごとに掲げられています、銀婚式は25周年で銀製品を贈るとされていますが、タンザナイトは24周年の記念に贈る宝石になっています。
石言葉は『高貴』...誇り高く沈着冷静な方へ
今回は希少石タンザナイトをご紹介させていただきました。実際に手に取ってご覧になりたい方や指輪やネックレスなどで身に着けてみたい方、パワーストーンとして手に入れたい方など、是非各種お問合せよりお気軽にご相談ください。
今後も世界各国で産出された希少石をご紹介してまいりますので楽しみにお待ちくださいませ!!
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