【宝石修理】結婚指輪サイズ直し（コンビリング編）

マリッジリングのメンテナンス！！

今回ご紹介するのは当店でもご相談の多い結婚指輪に関する修理です。

ご結婚される際にご夫婦ふたりで選ばれた思い出の指輪ですよね。結婚式当日に指輪交換としてしか使っていない方やお仕事の関係で使う機会がなかった方など様々な理由でそのままになっていたりしませんか？

もう一度久しぶりに使ってみようと手にはめてみたらサイズが合わなくなっていてガッカリなんてお話をよく耳にします。いざサイズ直しをしてみようと宝石屋さんへ相談したら、お直しを断られてしまったというお客様からのご相談の多くが、プラチナとゴールドで作られたコンビリングと呼ばれるプラチナ色と金色の2カラー仕上げの結婚指輪や指輪のまわりに一周ぐるりとデザイン模様が施されたタイプになります。

PT900とK18のコンビリング

指輪の全周に模様が入っているリング

宝石屋さんになぜ修理を断られてしまったのかというと、サイズ直しの修理の仕方に理由があります。

現在、指輪のサイズ直しは一般的にサイズを上げる場合もサイズを下げる場合も指輪を一度カットする必要があります。カットした部分に新たにプラチナやゴールドといった地金を継ぎ足し、ロー付け（火による溶接）をかけた後目立たなくなるようきれいに整形します。そのため、*継ぎ足した部分の地金の色の違いや模様の途切れや模様間隔のズレが出てしまいます。そうした修理になるため宝石屋さんの中には修理工程の細かな説明をする労力やリスクヘッジの観点からお断りするところもあるようです。

ですのでサイズ直し自体は問題なくできるのですが、上記*であげました部分をご了承の上でサイズ直しを承ることになります。

では、実際コンビリングをサイズ直しさせていただいた画像をご用意しましたのでご確認ください。