【レアストーン紹介】モンタナサファイア!!

ニュアンスカラー!?
本日は希少宝石をご紹介します!

第六回目レアストーン紹介コーナーになります。

今回の希少宝石としてご紹介いたしますのは、

モンタナサファイアです。

宝石名称にも入っていますモンタナ州はアメリカ合衆国北西部に位置しておりアメリカ合衆国50州の内の41番目に加盟された州になります。州面積は全米(50州)の中で4番目に広い面積を有するが、人口は全米で見ると少なく後ろの方に位置し、人口密度も小さい州となります。有名な観光地ではグレイシャーイエローストーン国立公園などがあり、豊かな大自然を求め多くの観光客が訪れています。

今回紹介するモンタナサファイアですが、アメリカ合衆国で宝石質のサファイアが採掘されているという事が広くは知られていないかもしれません。19世紀後半に始まった金の採掘でモンタナ州周辺は多くの人で賑わいました。金を目当てに採掘していて偶然に発見された青色に輝く結晶がモンタナサファイアだったと言われてます。発見当初は誰もこの正体がサファイアだとは分かっておらず、これを判明させたのがティファニー社で宝石学者をつとめていたクンツ博士でした。博士もこのモンタナサファイアの美しい輝きに魅了され絶賛されたそうです。

主な採掘場として挙げられるのが、ヨゴ鉱床ミズーリドライコットン・クリークロック・クリークの4か所があり、多様な色相のファンシーカラーサファイアがこの地域周辺で見つかりました。主なモンタナサファイアの色合いとしてはブルーの中にグリーンイエローといった単色では出せないような混在した色合いを見て感じることが出来ます。

採掘されたサファイアは宝石品質のものとそうでないものとで分けられ、宝石品質以外はスイスなどへ輸出され時計や精密機器の一部や工業製品用に使われていましたが、時代とともにそうした需要も減ってゆき合成サファイアに役目を取って代わられました。多額の費用を費やし苦労して採掘しても需要が減ってしまえば採算が合わないので結果的に閉山という形となってしまいました。

但し全ての鉱山が閉山したわけでなく、ごく一部の鉱床では微量ながら採掘がおこなわれており、そこから産出したものも市場に出回っているのは確かです。専門的には各鉱床ごとにみられるサファイア組成内包物などで分類を見分ける事が出来るようです。

ラウンドカットとオーバルカットのモンタナサファイア

一般的に熱処理を加え色の鮮やかさなどを向上させるモンタナサファイアの中で、ヨゴ鉱床産出のサファイアにはその工程がいらないほど美しいものが採れたそうです。しかし、現在では閉山し流通量や希少性という観点から幻のサファイアと言われています。今日市場に出回っているものはヨゴではないことが多いのも事実ですが、「モンタナサファイアがヨゴ産ではないならめずらしいものではないのか?」と言われれば、それは違います。アメリカ・モンタナで採られるサファイア自体が大変少ないので、もし出会えたならそれだけでも素晴らしい貴重なことと言えます。気に入ったモンタナサファイアを是非その手にしてみてください。

世界的一流ブランドであるティファニー社でも代表的なデザインにモンタナサファイアを用いたジュエリーを作っていますし、それだけ魅力的な宝石であるという事ですね。

石言葉は『誠実さ・慈愛』...真心をもっていつくしみつつみ込む

今回、希少石モンタナサファイアをご紹介させていただきました。実際に手に取ってご覧になりたい方や指輪やネックレスなどで身に着けてみたい方、パワーストーンとして手に入れたい方など、是非各種お問合せよりお気軽にご相談ください。

今後も世界各国で産出された希少石をご紹介してまいりますので楽しみにお待ちくださいませ!!

 

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